iSpring Suite AI

教材形式ごとに見る iSpring Suite AI 翻訳機能の対応範囲~シミュレーション・インタラクションはどこまで翻訳できる?iSpring Suite AI活用シリーズ③

iSpring Suite AI シリーズの第3回では、翻訳機能を取り上げます。


第1回の記事では「iSpring Suite AIで教材作成がここまでラクに!」 というタイトルでAIによるコンテンツ作成について、そして第2回では「eラーニングの効果は“教材形式の選び方”で変わる!」 という記事で「教材形式の使い分け」についてご紹介しました。

今回のテーマは、「作った教材を、どこまで多言語展開できるのか」です。

翻訳の自然さや細かなニュアンスの違いではなく、実務上重要な「翻訳できる範囲」と「設計時の注意点」に焦点を当てて解説してみます。


1. 翻訳=テキスト教材だけ、という誤解


eラーニング教材の翻訳というと、

  • スクロール型教材の本文
  • スライド内のテキスト

だけを想像されがちです。


しかし実際の教材には、

  • クイズの設問・選択肢・フィードバック文言
  • シミュレーション内の会話・解説文言
  • インタラクション時の指示・対応文言
  • 学習を進めるためのガイダンス表示

といった、さまざまなテキスト要素が含まれています。


これらを翻訳できるかどうかは、多言語教材を現実的に運用できるかを左右する重要なポイントです。


2. iSpring Suite AI 翻訳機能の基本的な考え方


iSpring Suite AIの翻訳機能は、「完璧な翻訳を一発で完成させる」ことを目的としたものではありません。

  • まずAIで全体を翻訳
  • その後、人が確認・微調整

という実務的なワークフローを前提としています。

特に評価できるのは、教材構造を保ったまま、まとめて翻訳できる点です。


3. 教材形式ごとに見る翻訳対応範囲


ここからは、教材形式ごとにどの要素が翻訳でき、どこに注意が必要かを見ていきます。


3-1. スクロール型教材 × 翻訳

スクロール型教材は、翻訳との相性が最も良い形式です。

  • 本文テキスト
  • 見出し
  • 説明文

といった要素が明確に整理されており、AI翻訳の結果も比較的安定しています。

コンプライアンス研修や社内ルール説明など、文章中心の教材を多言語化したい場合に適しています。


iSpring Suite AI 翻訳

スクロール型コンテンツの翻訳前

iSpring Suite AI 翻訳

スクロール型コンテンツの翻訳後。当たり前という感じです。


3-2. クイズ × 翻訳(対応範囲と注意点)

クイズ教材では、設問文や選択肢、フィードバックなどのテキスト要素が翻訳対象となります。

iSpring Suite AI 翻訳 クイズ

(例)マッチング問題の翻訳前

iSpring Suite AI 翻訳 クイズ

(例)マッチング問題の翻訳後。きちんと翻訳済み!


一方で、問題形式によっては注意が必要です。

  • 語句をドロップダウンリストから選択して文を完成させる問題
  • 画像を使用したホットスポット問題

これらの形式では、現状では翻訳結果が限定的、または翻訳対象外となるケースがあります。画像を使う場合は当然と言えば当然なのですが。

そのため、多言語対応を前提とする場合は、翻訳しやすい問題形式を意識してクイズを設計することが重要です。


3-3. シミュレーション × 翻訳

シミュレーション教材では、

  • 会話文
  • 選択肢
  • 分岐時のメッセージ

といった動的なテキスト要素も翻訳対象となります。

実際の運用では、AI翻訳を「自然な会話を完成させるため」ではなく、会話文のたたきを一気に作るための手段として使うのがおすすめです。


シミュレーション翻訳前

シミュレーション翻訳後。きちんと仕事してます。


3-4. インタラクション × 翻訳

インタラクション教材では、

  • 操作指示
  • 行動を促すメッセージ
  • 結果に応じたフィードバック文

など、多数のテキスト要素が存在します。

これらを一つずつ翻訳するのは手間がかかりますが、AI翻訳を使えばまとめて翻訳し、必要な箇所だけを修正できます。


インタラクション翻訳前

インタラクション翻訳後。マウスオーバーもちゃんと翻訳!


4. プレーヤー部分の文言は一括翻訳が可能


教材本文とは別に、

  • 「次へ」「戻る」
  • 「完了」「再試行」
  • ナビゲーションや操作ガイド

といったプレーヤー部分の文言は、別途「プレイヤー」画面のテキストタブにて一括で翻訳設定を行うことが可能ですのでご安心を。

これにより、教材ごとに個別対応することなく、学習操作に関わるUI表示の部分は多言語化できます。


5. 実務でのおすすめ活用方法

iSpring Suite AIの翻訳機能は、次のような使い方がおすすめです。


  • まずAIで教材全体を翻訳
  • 社内レビューやネイティブチェックで微調整
  • 更新時も再翻訳の手間を最小限に

最初から完璧な翻訳を目指さないことで、多言語展開のハードルを大きく下げることができます。


6. まとめ|翻訳機能は「多言語展開を現実にするツール」


iSpring Suite AIの翻訳機能は、

  • スクロール型教材
  • クイズ(形式による注意あり)
  • シミュレーション
  • インタラクション
  • プレーヤーUIの文言

といった、幅広い要素に対応しています。


iSpring Suite AIの翻訳AIは魔法のツールではありません。しかし、多言語教材を現実的に運用するための強力な加速装置であることは確かです。クリックしてほんの数秒待つだけで、翻訳ができてしまうのですから、本当に!便利な機能だと思います。


グローバル化が進むまさに今、翻訳という手間を効率化できることでeラーニングの活用範囲はますます大きく広がっていくのではないでしょうか。



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※iSpring Suite MaxはiSpring Suite AIに名称変更されました