研修が回るかどうかは「研修観」で決まる— 研修をどのように「定義」しているか?
研修が回らない会社のための iSpring Suite 製品 活用処方箋シリーズ③
本記事は、以下の記事の続編です。
これまでの記事では、
- 研修が回らないのは珍しいことではない
- 研修が止まるのは、人ではなく「構造」の問題
という話をしてきました。
ここまで読むと、次に浮かぶ疑問はこれではないでしょうか。
なぜ、同じ構造に何度も陥ってしまうのか?
今回はその背景にある「研修に対する考え方(研修観)」について整理していきます。
研修が回らない原因は、やり方より「捉え方」
多くの会社では、研修が回らない理由を、
- 忙しいから
- 人が足りないから
- ツールが使いにくいから
・・・といった「やり方」の問題として捉えがちです。
しかし実際には、その前段階にある「研修をどう捉えているか」が結果を大きく左右しています。
ここでは、研修観を大きく3つのタイプに分けてみます。
タイプ①:研修=イベント
このタイプの会社では、研修は「特別な行事」です。
- 年に数回まとめて実施
- 受講したら完了
- 成果はアンケートや雰囲気で判断
この考え方では、研修はどうしても単発になりがちです。
ツールを導入しても、
- コンテンツは増えるが
- 日常業務とは切り離されたまま
結果として、研修は「やったこと」にはなっても、業務の中で使われるものにはなりません。
タイプ②:研修=教材
次に多いのが、このタイプです。
- 研修体系は整っている
- 教材も揃っている
- eラーニングも導入済み
一見、理想的に見えます。
しかしこの場合、研修は「完成された教材」として扱われがちです。
- 作ったら一区切り
- 更新は後回し
- 使われ方は固定
第2回で紹介した「研修が止まる構造」に陥りやすいのは、このタイプです。
タイプ③:研修=業務支援
最後が、研修が比較的回りやすいタイプです。
このタイプでは、研修を次のように捉えています。
- 困ったときに参照するもの
- 業務を進めるための補助
- 完成しない前提のもの
研修は「学ぶためのもの」ではなく、「仕事を前に進めるためのもの」。
そのため、
- 完璧でなくてOK
- 途中で直してOK
- 何度戻ってきてもOK
という前提で設計されます。
正解はどれか?ではなく「今どこにいるか」
ここで大事なのは、
どの研修観が正しいかという話ではない
という点です。会社の規模、文化、フェーズによって、向いている考え方は異なります。
ただし、
- イベント型のまま「回る研修」を期待する
- 教材型のまま「更新され続ける研修」を目指す
・・・といった研修観と目的のズレがあると、どうしても無理が生じてきてしまいます
研修が回らないとき、見直すべき問いとは?
もし今、
- 研修が形骸化している
- 教材はあるのに使われない
- ツールを入れても変わらない
と感じているなら、まずはこの問いを立ててみてください。
自分たちの会社は、研修を「どのように定義」しているのか?
ここに答えが出ないまま、目先のやり方だけを変えても、同じ問題を繰り返すことになります。
次回予告
では、研修を「業務支援」として捉えたい場合、何から変えればいいのでしょうか。
- 全部作り直す必要はある?
- 大きな仕組み変更は必要?
- 最初の一手はどこ?
次回は、回り始めるための最初の一手 — 現実的な処方箋について整理していきます。
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