失敗しないLMSの選び方:調査&評価はぬかりなく!~Step3 市場調査からベンダー評価まで
前回の記事: 失敗しないLMSの選び方: もう要件定義で迷子にならない!~Step2 チェックリスト
LMSの選び方の次のステップとして、組織のニーズを明確にし、要件リストを整理できたら、次は市場を調査し、候補となるベンダーを評価する段階に進みましょう。このフェーズでは、有望なLMS(Learning Management System:学習管理システム)の候補を見つけ、そのプラットフォームが実際にどのように機能するかを確認していきます。幅広い市場調査と実際のハンズオンテストを組み合わせることで、最も自社に適したLMSを絞り込むことができます。
【市場をリサーチする】
このステップの目的は、有望なLMS候補のリストを作成することです。
1. 評判の高いLMSを探す
検索エンジンや Capterra、G2 などのソフトウェアレビューサイトを活用して、LMSのランキングやレビューをチェックしましょう。最近受賞した製品や高評価のソリューションは、品質やユーザー満足度が高い傾向があります。また、業界レポートも市場動向やプロバイダーの評価を知るうえで貴重な情報源です。
2. 業界イベントに参加する
eラーニング関連のカンファレンスに参加することで、業界全体のトレンドや新技術を把握できます。多くのLMSベンダーは、機能紹介や成功事例の共有、導入のベストプラクティスを紹介するウェビナーも開催しています。
3. 業界の仲間や専門家に相談する
他社でLMSを導入している担当者に連絡を取り、選定プロセスや満足度について意見を聞いてみましょう。LinkedIn などのプロフェッショナルネットワークを通じて質問したり、eラーニングに特化したグループに参加するのもおすすめです。より個別のアドバイスが欲しい場合は、eラーニングコンサルタントに相談するのも有効です。
【ベンダーを評価する】
市場調査が終わったら、次はベンダーの提供内容を比較し、自社に最適なものを選びましょう。
ベンダーのWebサイトをチェックする
ベンダーの公式サイトには、多くの有益な情報が掲載されています。次のポイントを確認してみましょう。
- 製品情報: 機能一覧やスクリーンショット、動画などのビジュアルを確認しましょう。
- サポートとリソース: ナレッジベース、チュートリアル、FAQの有無を確認し、サポート体制の種類もチェックしましょう。
- 企業情報: 「会社概要」ページや導入事例、顧客の声も重要な判断材料です。
- 価格情報: 料金モデルが明確か、追加費用の有無を確認しましょう。
無料トライアルで実際に使ってみる
多くのベンダーは無料トライアルを提供しています。この期間を最大限に活用して、システムを徹底的にテストしましょう。
- 基本機能のテスト: コンテンツをアップロードし、ユーザー招待・ロール設定・簡単なコース作成・レポート機能の確認を行います。
- ユーザー体験の評価: 管理者と学習者の両方の立場から操作性を確認します。
- サポート対応の確認: 実際に問い合わせをして、レスポンスの速さや対応の質を評価しましょう。
デモを依頼する
テストを経て、3〜5社ほどの候補に絞り込めたら、各ベンダーに自社の利用シナリオに沿ったライブデモを依頼しましょう。
- 事前準備: 各部門の関係者を招き、具体的なユースケースを用意しておきましょう。
- 詳細な質問をする: 総コスト、カスタマイズ、連携機能、セキュリティ、オンボーディングプロセス、製品ロードマップなどについて確認します。
このように、広い視点で市場を調べ、実際に操作して確かめることで、あなたの組織に最もフィットするLMSを見つけることができます。